HOME > ちょっとためになる美容知識 > 第5話 シャンプーにおける界面活性剤について

ちょっとためになる美容知識

< 第4話 界面活性剤とは  |  一覧へ戻る  |  第6話 なぜホームケアが大事なの? >

第5話 シャンプーにおける界面活性剤について


いつもご利用ありがとうございます。
 
 今回は【シャンプーにおける界面活性剤について】です! 
 
①界面活性剤とは?
・・・水と油を混ぜ合わせる成分の総称で水だけでは落ちない、頭皮の皮脂やスタイリング剤などの汚れを落とす働きをします。 
 
成分が油汚れの周りを覆い浮かせて落としてくれる食器を洗ったり衣類を洗濯して綺麗にするのと同じことです!
 
そしてよく界面活性剤は体に悪いと聞いたことのある方もいると思います。しかし、それは間違いで化粧品や食品にも使われていて安全性に問題はありません!
特にシャンプーに含まれる界面活性剤は、頭皮の皮脂汚れを落とすのに欠かせない洗浄成分です。
 
②界面活性剤の種類について
・・・大きく分けて「天然界面活性剤」 「合成界面活性剤」の2つに分けられます。
 
天然界面活性剤・・・自然界に元々存在する成分(石けん系、アミノ酸系、ベタイン系)
洗浄力がマイルドなのが特徴です。頭皮の保湿に必要な皮脂をしっかりキープできるので洗いすぎる事がありません!「頭皮が乾燥してかゆい」「敏感肌」という方でも、やさしく汚れを落としてくれます。
 
合成界面活性剤・・・石油などの原料で人工的に作られた成分(高級アルコール系)
こちらは洗浄力が強くベタつきが気になる、ワックスやスプレーなどの整髪料を使う方、スッキリさせたい方に◎
 
③シャンプーの見分け方
・・・見分け方としてはシャンプーのラベルやボトルにある成分表を注目してみてください。そこには配合されてる成分が多く含まれている順に記載されています!
 
・石けん系・・・「石けん素地」「カリ石けん素地」「脂肪酸ナトリウム」 「脂肪酸エステル」が入っていれば石けん系のシャンプーになります。刺激が少なく洗浄力が高め!しかし、きしみやすくなるのでトリートメントなどでしっかりケアが◎
 
・アミノ酸系・・・「ココイル~」 「ラウロイル~」が入っていたり他にも「アミノ酸」と入った言葉が目印になるシャンプーになります。刺激が少ない上、パサつき、枝毛などのダメージケアも◎。またカラーやパーマのもちもよくなります!
 
・ベタイン系・・・「~ベタイン」と表記されてるのが最初にきてる、もしくは水の次にきてるものがベタイン系のシャンプーになります!食物由来で赤ちゃんに使えるほど優しいものになります。保湿力で髪を補修します。ダメージで広がった髪をしっかりまとめカラーや紫外線でダメージを受けた髪にもオススメです!!ただ洗浄力が弱めなので最初にしっかり濡らし泡立ちやすくしましょう! 
 
・高級アルコール系・・・「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」と表記されてるシャンプーになります。市販のシャンプーのほとんどが高級アルコール系のシャンプーで安価で手軽に手に入るのも特徴です。刺激が強めなのでシャンプーしたのに痒いなどのトラブルを引き起こす可能性があります。
 

長くなりましたがシャンプーひとつとっても様々な種類があります。
 
健康的で美しい髪を作るのは、健康な頭皮です。
自分に合ったシャンプーを探してみてはいかがでしょう。
 
少しでも皆様のためになるように、今後ともいろいろな知識や情報をお知らせしていきますのでよろしくお願い致します!!
 
 

< 第4話 界面活性剤とは  |  一覧へ戻る  |  第6話 なぜホームケアが大事なの? >

pageTOP